スパリゾートプレジデント上野のこだわりが詰まった、お風呂&水風呂を紹介

Interviews  | 2021/06/18

 上野の憩いの場となっている「スパリゾートプレジデント上野」。
上野駅から徒歩10分という好立地にあり、広々とした大浴場やサウナが有名な施設です。
そこの中で今回は、支配人である中出さんに「スパリゾートプレジデント上野」のお風呂について語っていただきました!

こだわりの詰まった15度設定の水風呂

-水風呂のところに「しろくまにはぬるいけど素人には刺激的な水温(15度)」って書いてあったんですが、どのような意味なのでしょうか?

 それはサウナ王の太田さんから情報をいただいたのと、自分たちで色々と試していった結果、現在の温度が良いという結論になりました。

※サウナ王・・・温泉施設コンサルタントであり、サウナ界の重鎮

元々は今よりもぬるくて20度くらいでやっていたんですけど、うちの水風呂は温度が高いっていう理由であまり定評が無かったんですよ。
その頃に水風呂の温度はサウナを利用する人にとって、とても重要っていう話を伺って、そこから調べていくうちに15度が一番良いという結論になったんですよね。

温度を15度にした当初は、下がってよかったっていうお客さんもいたんですけど、もちろん冷たすぎて入れないっていうお客さんもいました。
ただ、全体のニーズが多い方を優先して温度を下げましたね。

水質にこだわりストレスを軽減させた水風呂

-サウナサンシステムと書いてあったのですが、どうゆうモノなのか教えていただきたいです

 水風呂は温度と同じくらい水質が大事だと思っています。
それでスチームサウナの際にも参考にさせていただいたサウナの聖地と言われる「しきじ」さんの水風呂への口コミを調べてみたんです。
そしたらやっぱり、水質が良くて水あたりも良いと書き込みが多かった。

どうしたら水質が良くなるか考えるようになった時、以前読んだサウナイキタイさんのマガジンで長崎・佐世保の「サウナサン」がろ過装置を使っていたことを思い出したんです。
そこで、ろ材を調達して真似をしてみたら、水あたりが劇的に変わったんです。
それでサウナサンに連絡して、うちでも取り入れさせていただくことになりましたね。

-そうだったんですね、サウナサンシステムではどのようなものを使用されているんですか?

 浄化能力が高い珪藻土や竹炭、サンゴを入れています。
地下水に入っている不純物をろ過して、質のいい水だけを抽出してくれるんです。
保健所の規定で塩素消毒は必須なので湯煎するときはすごい塩素臭さが出るんですけど、サウナサンシステムのおかげで水風呂に入る時には匂いも残らず、質の良い水が提供できるようになっています。

水って温度が下がるほど体に刺さるような水あたりになるので、ただ冷たい水風呂に入るって結構ストレスになると思うんですよね。
その分、水質を高めることでストレスを軽減できるのがサウナサンシステムの一番の魅力だと思います。

あえて普通のお風呂を目指す

-続いてお風呂について質問なのですが、北海道の二股温泉の炭酸カルシウム泉&備長炭が使用されているのはどんなこだわりがあるのでしょうか?

 うちはサウナや水風呂でこだわりを強く見せているので、お風呂は一般的なものでもいいかなって思ったんですよ。
何でもかんでもこだわりを出すと特別性というか、こだわりっていう概念がなくなってしまうし、初めて来たお客さんもすべて他と違うと戸惑ってしまうと思ったので。

だから、二股温泉で使用されている二股鉱石っていう一般的に使われているポピュラーなものを使用して、備長炭もドライサウナと同じものを使用していますね。

他はこだわりがたくさんある分、お風呂は誰でも入りやすいという点をコンセプトにしてます。

さいごに

中出さんが語ってくれた通り、水風呂が本当にまろやかでした!
サウナ王の意見や、サウナサンシステムなど、良いものは取り入れていく姿勢が長年愛されている秘訣かもしれないですね。
独自のこだわりを持ちつつ、お客さん全体のことを考えた素晴らしい考えを聞くことができました。
ぜひスパリゾートプレジデント上野に足を運んでみてください!
スパリゾート上野の施設全体に込められた思いについて書いた記事はこちら

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